巨人が乱す時空の夢

love-neniye

昔は田んぼや畑だったような、今は空き地となっている一区画に巨人がやってきて、そのエリアの縁をぐるぐる回ってみんなで一緒に歩くというイベント——というよりは儀式がある。地域で年に数回あるような小規模な祭りのようなものだと考えてもらういとわかりやすいかもしれない。このイベントに参加する人の気持ちとしては、「神輿を担ぐ」というのが近いだろう。

巨人は10メートルくらいの大きさで、人間に対して敵意を持っているわけではないが、暴れん坊なところがある。たまに闘牛のように暴れてしまい、結果として人間に危害を加えることもある。巨人は人間に外傷を与えるような力だけではなく、時空を乱す力もある。この時空の乱れに巻き込まれて、異世界にワープしてしまう事案が年に数回起きる。

今回、母と兄がこのイベントに参加していたので、自分も一緒に巨人の周りを走り回っていたところ、巨人の力で乱れた時空に巻き込まれて違う世界に飛ばされてしまった。

今回自分が飛ばされてきたのはどこかの大きな建物の屋根裏部屋だった。部屋には同じように飛ばされてきた男性が両隣に二人いた。しかし、彼らはすでに何度も異世界を渡り歩いてきた歴戦の「戦士」で、強力な武器防具をすでに別の世界で手に入れているという。彼らは「何回か異世界に行けば自分に合った武器や防具を手に入れられる」というアドバイスを残して部屋を去っていった。


起床。

最初に連想したのはマンガの『進撃の巨人』だったが、ああいう感じの巨人ではなく、ふつうの人間が巨大化したような巨人だった。ただし『進撃の巨人』をちゃんと読んだことはない(何かワイヤーのようなものを上手く使って移動しながら巨人と闘っている、という程度の知識しかない)。それもずいぶん前のことなので、なぜこのタイミングで巨人が出てきたのか、心当たりがない。