天井にある竹ひごの束の夢

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まだ本棚が設置されていない図書館の中で準備作業をしている。

数百本の竹ひごの束がいくつも天井からぶら下がっていて、これらを電動ノコギリで調整していく作業が自分らの仕事だった。おそらく一つの本棚に対して一つの束が対応しているのではないかと想像した。作業員は「師匠」と呼ばれる熟練の職人と、自分と同じ見習いの男性(おそらく年下)の3人だ。

竹ひごの束の色はそれぞれバラバラで規則性はないように思える。一つの束の中にも何色か異なる色が入っていたりしている。しかし師匠が慣れた手付きでカラフルな竹ひごの長さを整えていくと、ペンギンやフラミンゴといったボクセル状の動物ができていった。

言われてみれば各竹ひごの束の色は何かしらの動物をイメージしているように思えてくる。たとえば白っぽいのは白熊で、緑っぽいのはカメレオン、といった具合に。本当はそれぞれに設計図があるのかもしれないが、師匠は何も見ずに作業をこなしていく。

見習いの男性と目が合った。言葉を交わしたわけではないけれど、「あれはちょっと真似できないね」とお互いに納得している感じがした。今の自分らにできるのは切る前の竹ひごの束を整えるくらいだ。

朱色をメインとした竹ひごの束を見つけて、これはトキか何かだろうかと思いながら眺めていると、「バーミリオンには特別な意味があるんだ」と師匠は言った。


起床。

竹ひごのような棒状の束からボクセル状のものを作る場合、かなり形状に制限がある気がする。接着剤とかでくっつければ大丈夫なんだろうけど、そこまでして竹ひごにこだわりを持つ意味って何なんだろう。

大型商業施設で特定のエリアを示す場合に果物の絵が描いてあったりするように、天井からボクセル状のオブジェがぶら下がっているというのは、たとえば図書館であれば本の種類や場所を示す目印にもなりそうで、そんなに悪いアイデアではないかもしれない。