図書館を走り回る夢
love-neniye
電車の始発より前、早朝の草原で野外コンサートがこれから始まるというタイミングだ。こんなに早朝だというのに、それなりに人が集まっている。「Mrs.」で始まる名前の人気のバンドだからだろう。
しかし何かトラブルがあったようで、予定は大幅に変更になるかもしれない、とスタッフらしき人たちが話しているのが聞こえた。
これはもうイベントは中止になりそうだなと見切りをつけて、同じ意見で意気投合した見知らぬ若い男と一緒に、最寄りの駅のほうへ向かった。
この町は双六のようにエリアが区切られていて、機能ごとにエリアがまとまっている。あまりこういう街の形態に出会ったことはないけれど、この街に初めて来る人にとってはわかりやすいように思った。
見知らぬ男はこの街の図書館に行きたがっていた。「Mr.」で始まる名前のバンドのミュージックビデオで使われた図書館らしく、一度行ってみたかったらしい。そのミュージックビデオには自分も覚えがあったので、行ってみようということになった。
その図書館はとても広く、小さな町の図書館では見たこともないような大きな棚がいくつも並んでいる。夏休みだからか、来館者には小学生くらいの子供が多い。
左隣にいた連れの男はおもむろに本棚に登り、本棚の上から別の本棚の上へと軽やかに飛び、走り始めた。図書館にいる子供たちは奇異な目でこちらを見ている。図書館の中でするそのような行為は明らかにマナー違反だから、奇異な目で見られるのも無理はない。ただ、彼はミュージックビデオの再現をしようとしているのだ、と自分は理解して、同じように本棚の上に登り、一緒に走り回る。
起床。
図書館が出てくるようなミュージックビデオってあったかな、と思っていろいろと思い出してみたけれど、該当するものはおそらくない。
図書館という場所が出てくる夢は繰り返し見ている気がする。前々から何かtagのようなもので夢日記を横断的に見れるようにしたいな、と思ってはいるけれど、溯ってtagを付けていく作業を考えるとなかなか気が進まないでいる。そういう作業こそAI向きなんだろうけど。