ラガーマンに塞がれる夢

love-neniye

比較的栄えているT駅で降り、K駅方面へと歩いていく。石畳の歩道はゆるやかな坂になっていて、偶然なのか、年上のT氏とA女史もそれぞれ同じ方向に歩いているのが見えた。

T氏とA女史は別々の方向に歩いていったのを見届けると、次第に自分の歩みが重く、遅くなっていく。

前に進んではいるものの、目的地に近付いている気がしない。むしろ目的地とは別の方向に進んでしまっている感じが強くなってきている。

歩道沿いには太い幹の針葉樹が増えてきて、薄暗くなってきた。さすがに道を間違っていると確信し、まずT駅方面へ戻ることにした。

戻っている途中、今まで歩いてきた道にはなかったN○Kの支局があった。この建物の中を突っ切れば少しはショートカットになるはずだ、と考える。

建物の中に入ると、まるで新入生歓迎かのようにいろんなサークルが勧誘をしてきた。暑苦しいような熱気があったが、それらの勧誘は今の自分とは関係ないので、急いで出口へと向かう。建物の中にはジャグリング道具のショップがあるのが見えた。

出口ではラグビーのユニフォームを着た大柄な男たちが立ち並んでいる。通ろうとしても道を空けてくれない。

「どうして通してくれないのですか?」

と尋ねると、「出したくないからだ」という回答が返ってきた。

ラグビーのユニフォームを着た男の中には自分の名前を呼んでいる者もいた。個人情報を把握されていることに対し、少し悪意を感じる。


起床。

歩こうとしても前になかなか進まないという状況は悪夢でありがちだ。建物内から出してくれない、というのがどっちかというと「悪」なんだけど軽めではある。もっと身体的に負荷がかかったり、口の中から砂が出てくるなどの現象があれば(過去にそういうのがあった)、はっきりと悪夢だといえるけど今回のはそこまではない。