対戦ゲームの夢

love-neniye

目の前に人だかりができている。前にいる人達の肩越しには、ゲームセンターにあるアーケードの筐体が見える。画面には、いわゆる「ストII」みたいな対戦ゲームが映っている。

これだけ人が集まっているから、有名な人同士の対戦なのかもしれないが、誰が闘っているのかはわからない。一方は残りライフが13になっていて押されている状態であることがわかる。このまま押されて負けるのかと思っていたけれど、そこから何か連続技を決めて逆転し、会場が沸いた。


起床。

前日の夜に、『ウメハラ FIGHTING GAMERS!』を読んだ影響が顕著にあらわれている。ゲーセンに通っていたりはしていなかったので、マンガの中の空気感は体験したことがないけれど、相当の熱があったんだなと感じられて非常に面白く読んだ。

昔スーパーファミコンで出たストII、あるいはその後のターボあたりまで、友人達とワイワイやった記憶はある。だから対戦ゲームの面白さ、みたいなことはわかる気もするんだけど、家庭用ゲーム機で対戦するのとゲームセンターで対戦するのはかなり違うんだろうなと思ったりもした。

単純に1プレイの重みの違いというのもあるだろうけど、情報の伝わり方が今と全然違うところも興味深く(これは時代の違いだろうとは思う)、何よりもゲーセンに集まる人たちのコミュニティの面白さというのが一番印象に残った(このマンガの魅力は、『孤高の人』にも通じるクラハシさんという人物の魅力がかなり大きい、と思う)。


昔のゲームセンターは今のゲームセンターと違って、ガラの悪い人たちが集まっているようなイメージがあった(たぶん実際そうだったんだけど、これは地域性もあるかもしれない)。ゲームセンターには友人に数回誘われて行ったりしたことあるけれど、プレイにお金がかかるのに加えて、タバコの匂いが苦手だったから、段々行かなくなったんだと思う。

でもマンガで出てくるようなコミュニティの熱を受けていたらまた違ったのかもしれない。