信号の夢

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海沿いの自動車教習所で、運転の練習という名目で車に乗っている。走っているのは自動車教習所内の閉じたコースではなく、教習所の周辺の一般道だ。道路沿いには南国らしい木が何本か生えていて、青い空と海が見える。シティポップと形容される音楽のCDジャケットにこんな風景がありそうだ、と思った。

交差点の信号が赤だったので停車する。対向車線には左折をしようとしている車が一台、左手側には植え込みの向こうの車線から右折をしようとしている車が一台あった。

そろそろ信号が赤から青に変わるだろうと思っていたが、赤いランプはそのままに、ランプの下部分に、アンダーラインのように青い光が灯る。今まで見たことのないタイプの信号だったので、進んでいいのか止まるべきなのか、意味するところがわからない。


赤いランプが点灯したまま、青い矢印が光るタイプの信号がある。あのタイプの信号の場合、矢印の進行方向には進んでよいということを意味している。それを踏まえると、今目の前にある赤いランプと青く光るアンダーラインは、原則的には停止だけれどある一定の条件では進んでよいということを意味しているのではないかと考えられる。しかし仮にその解釈が正しいとしても、結局「一定の条件」が何かはわからない。

対向車線で左折をしようとしている車に動きはない。おそらく同じように戸惑っているのではないか。いや、そもそも対向車線から見える信号が同じような表示になっているとは限らないが。

左手側の車も、右折するタイミングを伺っているようだったが、しびれを切らしたのか、右折はせずに直進していった。


起床。

青い矢印のタイプの信号はあまり好きではない。止まれと進めを同時に表示するのはとっさの判断を鈍らせると思う。それが特に交通標識のような、安全性に関わるものについてならなおさらで、拡張を許す制度設計自体がよくない気がする。

そもそも複雑な表示を必要とする場合、その多くは交差点の形状の複雑さに起因しているわけなので、シンプルな信号だけで運用できるような交差点しかつくれないようにするくらいでもよかったんじゃないかと思ったりする。

とはいえ特殊なタイプの信号がないとものすごく不便な場所というのもきっとあるのだろうけれど。