霊園に置かれた鍵盤の夢
love-neniye
段々畑のようないくつもの段差がすり鉢状になっているような場所にいる。自分がいるのは最下層の段で、段差間を移動するための階段がまっすぐとすり鉢の縁のほうへと延びている。
こういう場所にはどこか見覚えがある。昔に行った大きな霊園に似ていた。
自分がいた段にはピアノらしき鍵盤がいくつも並べられていた。グランドピアノのような楽器全体ではなく、鍵盤まわりの部分だけが並べられている。鍵盤の白と黒の色味が墓地にマッチしているように感じた。
「あの巨匠も使っていた」という店頭の売り文句みたいなことが書かれている鍵盤もあった。「巨匠」については具体的に触れられていないので、自分の思う「巨匠」を勝手に想像してみたりする。それがこの場所を管理する者の思う壷のような気がする。ただしここが何かを弔う場であることは間違いない。
そういえばこの場所と同じつくりをした場所がちょうどあと2つあるということを思い出し、向かうことにした。
起床。
上のほうの別の段には何があったのか覚えていないけれど、おそらくそれぞれの段に何かが追弔されているのだろう。
残りの似たような場所にもこの後で行った気がするのだが、書こうと思った瞬間にすっぽりと忘れてしまって、思い出せなかった。
鍵盤の白黒が葬式の色に思えたのは、言われてみると確かに、という感じがする。ギターのボディみたいにもっとバリエーションがあってもいいのかも。