ふしぎな島の夢
love-neniye
山間の小さな集落といった雰囲気の路地にいる。車は通れないような坂道を上がっていくと、こじんまりとした建物があった。倉庫あるいは蔵というのがふさわしい建物で、屋外にあるにも関わらず外壁には天袋があった。
この近くに住んでいる小学生くらいの子供たち数人が、その場所を秘密基地のようにして遊んでいる。
自分も蔵の白い壁をクライミングするようにして登り、天袋の中に入ってみる。中は薄暗く、床は『ナニワ金融道』の背表紙で埋め尽くされていた。子供たちはこの場所に角材を持ち込んで、内部を改修しようとしているところらしい。
その直後、大きな木が生えている森の入り口にワープした。ゲームのように、エリア全体のマップから行き先を選び、目的地へとワープした感じだった。マップ移動時には見えたのは海に囲まれた島だったので、今自分がいる場所が離島であることがわかる。
ちょうど飼育していたフクロウを野生に返すところで、目の前の木には軽自動車くらいの大きさの巨大なフクロウがいた。フクロウと同じ木に登り、少し離れた枝から見守る。
フクロウは枝に留まったままゆっくりと羽を羽ばたかせている。その仕草はとても風格があり、音が立たない動作に思わず見とれてしまった。
やっと動き出したかと思ったフクロウは、森の中へと飛び立つのではなく、地面に下りた。フクロウは体をひねると、螺旋状のポテトフライのような形へと変化した。さっきまでフクロウだと思っていたが、今は赤いオウムといったほうが近い。
巨大なオウムは地面に穴を開けるドリルのように回転させながら、くちばしで地面を掘っていく。地面にくちばしが当たるたびに、周辺に炎が出る。半分程度まで地中に埋まると、オウムは静かになって動かなくなった。そのまま眠りにつくのだろう。
自分の視点が徐々に上がっていく。
離島全体が見渡せるくらいまで上がってから下を見下ろすと、火山のような島が見えた。左手にはいつの間にか石になったスーパーキノコがあり、これを火山の山頂に持っていかなければならない、という自覚がある。
現在、火山は休火山となっていて活発な活動はなく、普通の山と同じように登山ができるようだ。火山のふもとに着地してから、キノコを片手に頂上を目指そうと思う(思い返してみると、空に浮いていたのだからそのまま頂上に着陸すればいいような気がする)。しかし地上に下りてみると、広大に見えた火山は公園にある遊具くらいの大きさしかなかった。拍子抜けしてしまい、頂上まで登ることはやめた。
何か嫌な予感がして再び冒頭の蔵に戻ると、秘密基地で遊んでいた子供たちが禁忌とされていた古代魔術を復活させようとしている。思ったより事態は悪い方向へ進んでいる。
起床。
今日は用事があったので、いつもより早起きだった。アラームも鳴らずとても静かな朝で、ひさびさに夢らしい夢を見れたなと思う。アラームに起こされないためにはアラームより早く起きるべし。