立って押さえる鍋の蓋の夢

love-neniye

砂と石が固まって出来たような壁あるいは柱——人工的にきっちり作られたものではなく、天然にできた岸壁のようなものが目の前にあって、その一番上まで登ろうとしている。3階建てくらいの高さなので、クライミングの経験がなくてもなんとか登れそうな気がする。それに一人ではなく相棒(面識のない成人男性)もいるので心強い。

砂だけであればつかみどころがないが、ところどころに露出している石が、クライミングのルートをナビゲートしてくれているような感覚があった。

無事に頂上まで登りきると、柱の下の方から砂が流れてまわりに広がっていくことに気付いた。この柱も崩れ始めている。だんだんと自分のいる場所の高さも低くなっていき、足下にある砂も流れ落ちていく。

自分が立っていた両足の下には何かの取っ手が、股の下には調理中の鍋が現れた。鍋の中に何が入っているかはわからないが、勢いよくぐつぐつと音を立てている。水蒸気で股間を火傷しないかと心配もしたが、不思議と鍋から水蒸気は漏れていないようだ。

自分が踏んでいる取っ手は鍋の蓋を押さえる役割があり、体重をかけることで蓋が押さえられ、水蒸気が漏れるのを防いでいる——と考えられる。おそらく圧力鍋と似たような仕組みなのではないかと思う。そういえば無水調理ができると主張する鍋の蓋も、かなり重かった印象がある。考えてみると蓋の横に取っ手がついた鍋は珍しい。少なくとも自分の使ってきた鍋はそうではなかった。でもこれはミスター味っ子で見たことがあるような気もする——


起床。

股下で何かが煮込まれている感覚は経験したことがなかった。あと、ミスター味っ子にはそういうシーンはないと思う。