バンド練習の夢、 サッシの掃除の夢
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1
どこかの練習スタジオでバンド演奏の練習をしている。自分の担当楽器はベースギターだ。練習していた曲のイントロは、ベースギターで刻む8分音符だけからで始まり、BPMは150くらい。同じ音を弾くだけなので演奏としては難しくはない。しかし初っぱなの演奏で曲のテンポが決まってしまうから、重要な役割だ。
自分も含めてバンドのメンバーは4人。女性2人はそれぞれドラム、ギター兼ボーカルで、残りの男性の担当は「原作」だった。「原作」というのはあまりなじみがなかったが、漫画でよくある作画と原作の分業体制みたいなものだと思って納得する。しかし作曲担当というわけでもないし、プロデューサー的な立場だったというわけでもない。
練習場所の部屋の壁紙が、昔の実家にあった黄緑とベージュの幾何学模様と同じということに気付く。
起床。この「原作」が何を意味していたのかがよくわからない。まだ未明だったので再び寝る。
2
ベランダの窓のサッシを掃除している。かなり汚れがたまっていて、木炭の破片みたいなゴミがたくさんある。なんで木炭がこんなところにたまるのか、不思議に思っていたけれど、床下の湿度を調節するために木炭を床下に入れる人がいるからだな、と思った。
その実際の効果はわからない。少なくとも、風通しが悪くなっているようにしか思えない。
ブラシと水だけで繰り返し掃除をしたら、ずいぶんときれいになった。
近くを通り掛かった男性に「あっちの住まいと比べると、こっちはかなりきれいにしているよね」という言葉をかけられる。男性が言う「あっちの住まい」というのは、いわゆるゴミ屋敷状態になっている家のことだ。まあ、それと比べればだいたいのものはきれいになるだろう。自分の掃除が褒められているというのではなく、ゴミ屋敷の住人がさげすまれているだけだ。こういう言葉に対するリアクションというのはなかなか難しい。肯定するのも否定するのも何か違う。だから「ええ、まあ、そうですね」という感じの相づちくらいしかできなかった。
ふと、自分の掃除している場所が小学校の教室であることに気付く。でもここに暮らしているのは間違いないという感覚があるので、混乱してくる。百歩譲って夜間はいいとして、平日の昼間とかどうしていたんだろう、と疑問が湧いてくる。
起床。昨晩、今まで死角になっていた風呂のドアの隙間に、かなりカビがあったのを確認した。それを掃除したことが多分に影響している気がする。