皿洗い場の見学の夢、竹林の中の基地の夢
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校庭のグラウンドで、卒業式の本番直前の練習がもうすぐおこなわれるという状況で、いろんな人が慌ただしく動いている。とはいえそれまでまだ少し時間はあるので、近くにあった机にMacBookを広げて作業をする。
ヘッドホンを着けていたからか、周りの状況の変化を感じ取れず、気付いたときには周りに誰もいなくなっていた。もう本番の卒業式が始まっている時間だったので、今から会場の体育館に向かっても間に合わない。卒業式が終わるまでの時間まで近くにある映画館で待とうと思い、向かった。
しかし映画館は休館中だったので、地下で稼働している皿洗い場を見学することにした。
皿洗い場はほとんど自動化されていたが、機械が正常に動いているかどうかを確認したり、上手く洗えなかった皿を個別に処理するための人員は配置されている。
意外だったのは、洗い場の中の移動に自転車が使われていることだった。床から噴水のように水が噴き出しているエリアの脇を、濡れないように素早く自転車に乗ってスタッフが移動している。確かにこういう状況なら自転車が便利だなと納得する。
作業の終了時間になったのか、数人のスタッフが片づけをして帰る準備をし始めた。その後、「まかない」と言っていいのかわからないが、スタッフの全員が透明のコップで麦茶を飲んでいる。飲み終わった空のコップは、自動洗浄器に入れられるかと思いきや、適当に置かれていたのが興味深かった。明日洗われるのだろう。
映画館から校庭に戻るのにはバスに乗った。バスに乗ると「バナナマイレージ」が溜まるということをこのタイミングで初めて知る。
体育館に向かうと卒業式はもう終わっていたが、数人の生徒らしき人たちと体育教師がいた。卒業式に出られなかった人のための補習のようなものだという。自分のその条件には合致していたので参加する。しかし、みんなで外に出る段になって自分の靴がないことに気付く。
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Q君と古びた旅館のような建物の中を歩いている。建物の中には喫茶店もあるし、宿泊のためのホテルのロビーのようなものもあるし、マジシャンが公演するような劇場もあるみたいだ。
私たちが探していたのは病院だった。Q君は自分の意志とは関係なく足がけいれんしてしまう症状が出たりするという。その症状がいつ始まるかはわからないので、なるべく早く病院を見つけたいと思っている。せまい廊下を歩いていると看護師っぽい人がいたので、「医者はどこにいるのか」と尋ねたところ、日本語はわからないので日本語を話せるスタッフを呼んできますとのことだ。
そもそも彼女あるいは彼が看護師だったのかどうかはわからないけれど、ひとまず安心したので、近くにあったオレンジ色のベンチに腰掛けた。
Q君はトイレに行ってくると言って、その場を離れたがベンチにスマホを置き忘れていた。彼の友人だという男がやってきてそのスマホを拾い、いじり始める。
ちょっとややこしいのだが、このあたりのタイミングでQ君とA氏の存在が入り混じっていて、ここでいう彼の友人というのはA氏の友人になる。
トイレから帰ってきたのはA氏で、さっきまでQ君と病院を探していた流れがなかったかのように、友人と一緒に建物の外に出る。
しばらく歩くと竹林の中に古びた館があり、そこに入っていく。この館はA氏の秘密基地とも言っていい場所で、中には彼を支える仲間たちがたくさんいた。建物内にはいたずらのための仕掛けがたくさんあった。たとえば、天井から出ている紐を引っ張ると、ふわふわと色とりどりのボールが降ってくる。サイズも様々で、青くて小さいボールはゆっくりと一番最後に降り注ぐようになっていた。この仕掛けを稼働させたら、また同じような動作を仕込む必要があると思うので多少申し訳ない気持ちもあったが、これが彼らなりの自分に対するおもてなしなのだと感じた。
ほんとうにたくさんの人がいたので、人見知りをしていたけれど、なぞなぞ担当をしているという女性が話しかけてきてくれたりしてうれしかった。一部の人たちには自分のことが知られているようだった。
起床。ひさしぶりに結構ボリュームのある夢を見た感じがする。しかし、このために少し寝坊したと言ってもいいと思う。