救急車を呼ぼうとする夢、中の人をカミングアウトされる夢

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1

頭の右側に痛みがあり目覚める。視界の右側に、カットされたダイヤモンドがきらめいているようなちいさな三角形がたくさんあるのが見える。これは脳に何か異常があるときの症状だと直感した。さいわい、体は動いたので布団から起きる。なぜか左手に紙コップを持っていて、中に何か液体が入っていた。

とにかく電話を探そうと居間に向かうと、配偶者がこたつに入って起きていた。ちょっと救急車を呼んでくれないか、と言ったか言わないかのタイミングで体のバランスを崩し後ろ側に倒れ込んだ。

左手に持っていた紙コップの中の液体が下腹部にこぼれたのを感じる。


起床。ああ夢でよかった、と思ったが、まだ左手に紙コップを持っている感触があるし、下半身から液体がじょろじょろと流れ出る音が聞こえた気がした。これは異常事態だと思って起きようとしたけれど、いわゆる金縛り状態で体を動かせない。右手だけは少し動いたので、下半身のまわりが濡れていないかどうか探ってみる。下着は脱いでいたものの、濡れてはいないようなので、ひとまず安心する。

時間が経つにつれ金縛りは解除されたのでまた眠る。

2

大きなスタジアムみたいな場所の2階席で、巨大なスクリーンを眺めている。スタジアムには高校生らしき人物で埋まっており、何か文化祭の後夜祭みたいなものが行われているようだ。

後夜祭のラスト間際には、スクリーンに活躍した人物が映し出され、その度に歓声があがる。ふいに自分の名前も呼ばれたので驚いた。というか、べつに何もしてないはずなんだけど、という申し訳ないような気持ちでいっぱいになり、恥ずかしく思う。


後夜祭の後は、当時の高校生の友人と一緒に帰り道を歩いていた。その友人が急に、「実は私は本当はおばさんなの」と言い出した。

彼(彼女)が言うには、本当は中年女性なんだけど、ふとした理由で(たぶん本人もよくわからない超常的な現象として)高校生の中に入れるようになったらしい。今まで黙っていたけど、高校を卒業するまでには本当のことを言っておきかったという。

正直なところ、設定上はそれなりの付き合いなのかもしれないけど、実質的には初対面なので本当の中身も何もないんだよな、という印象だった。でも彼(彼女)から、自分となかよく過ごせたことがとてもうれしかったと言われて、悪い気はしなかった。


起床。1番目に見た夢がホントに夢だったのか、ちょっと自信がなかったので、配偶者に尋ねたところ、そんな事実はなかったとのこと。