同窓会のメールの夢

love-neniye

手元の黄緑色をしたPHSにメールが来ていることに気付く。本文には「行く?」とだけ書かれていて、誰から来たのかはわからない。ただ、これが中学の同窓会に参加するかどうかのメールであることはわかっている。同窓会に行くつもりはないのだけど、この送り主が幹事ではないと判断し、返信はしなかった。

天気予報では今日の午後はかなり強い雨が降るという。あまり外に出かけないほうがいいと思いつつ、湖のまわりの遊歩道を歩いている。晴れ過ぎていない、散歩日和の曇り空だ。遠くまで広がるグレーが心地よい。グレン・グールドがバッハの『フーガの技法』を「永遠に続くグレー」と表現していた記憶があるが、その出典を思い出せないでいる。

なんとなくさっきのメールの送り主はSさんだったように思えてきた。Sさんはかなり恰幅のよい女性で、その見た目をからかわれたりしていたこともあったけど、いろんな人と気さくに仲良くしていた印象があった。

なだらかな坂道の先にY字路があり、黒い服を着た数人の男性がバスを待つように並んでいる。その中には兄の姿もある。同窓会の送迎バスを待っているようだ。


起床。PHSは時折夢に出てきて懐かしく思う。