写真撮影の夢、カレー店の夢
love-neniye
1
雑誌の表紙の撮影作業を数人のスタッフと一緒にしている。発刊数がキリのよいアニバーサリーということで(詳しくは覚えていないけれど3桁はあったと思う)、過去に使った場面にいろいろとコラージュするような内容になっている。少し塗装がはがれかけている古びた白い色の机と棚を、屋外に置いて撮影するところだ。
スタッフには小学生のときの同級生のHさんがいた。彼女の様子には、何か身が入っていないというか、集中できていない感じがあった。決まった作業をこなしてはいるが、ただこなしているだけのように見える。
撮影が終わり、自分もみんなと一緒に片づけをする。白くて薄い直方体の照明をどこに持って行けばいいかわからなかったので、なんとなく片づけるようなフリをしていたところ、別のスタッフに「何してるんすか」と言われドキッとし、照明を回収されてしまった。終了後は特に次回の打ち合わせなどもなく、現地解散となった。
Hさんとは帰る方向が一緒だったので、少しだけ離れて歩いた。先ほどの作業中の集中できていない感じが気になったが、話しかけるのにもちょっと気が引ける感じもあり、何か共通の話題などを考えたりしてみた。そういえば近々開始される補助金の申請関係の件があり、一緒にやってみないかどうかをHさんに尋ねたりしてみたが、あまり芳しくない返事だった。
2
人混みのある街頭で、小学生のときの同級生のTさんに出会う。偶然出会ったのも何かの縁ということで、喫茶店にでも行きますか、と誘ってみたものの、Tさんは用事があるという。
この日のために予約したカレー屋さんがあり、そこに行くらしい。どんな店なのか気になったので、店舗近くまで付いて行くことにした。
その店はキーマカレーの専門店で、店舗のショーウインドウのガラスがキーマカレーで埋め尽くされていた。キーマカレーにもいくつか種類があるようで、ショーウインドウを埋め尽くすキーマカレーは、時間が経つと別の種類のカレーに流動的に変化していく。
Tさんが笑顔で店の中に入っていくのを見て、少し切ない気持ちになる。
起床。なんだか切ない気持ちが残っている。