浜辺の夢

love-neniye


浜辺で聞こえるのは波の音だけ。空は真っ暗で、遠くに街明かりも見えない。人の気配もない。

海には大人が乗れるような大きな蓮の葉が、いくつか浮かんでいる。その蓮の葉の上に乗り、ギターを抱えながら、弾き語りのようなことの練習をする。

なぜこんな場所でやるのかというと、誰もいないし、余計な反響音がないからだ。デッドな響きの環境のほうが練習にふさわしい、と思っている。


起床。確かに「デッドな響きのほうがいい」みたいなことは漠然と思っている気がする。あまりに過剰なものは確かにあんまり好きじゃないかもしれない(カラオケのデフォルトのリバーブみたいなものをイメージしている。基本的にカラオケには行かないので現在もそうなのかわからないけど)。でも、反響音が全くなかったらかなり聞き取りにくいはず。無響室にずっといると耐えられない、みたいな話があるけど実際どんなものなんだろう。