幸せの実証実験から逃げる夢

love-neniye

幸せとは何か?ということに関して、匂いからのアプローチとしてよく知られているのが「恋人と二人きりで過ごすときの匂い」だそうだ(はじめて聞いたが、そういう通説がある、という設定らしい)。ただ最近では、そうとも限らないんじゃないかという意見も出始めてきているので、その実証実験に家族で参加をしているという状況にある。

この実験自体かなり注目されているみたいで、取材カメラも入っていたりしている。そこまでの覚悟を決めて参加したわけでもないので、正直なところ、そういう状況がだんだんと息苦しくなってきている。基本的には実験棟の仮住まいの中で過ごさなければならないのだが、ルールを無視して、その建物から出て走り出した。まったく土地勘がないので、あてもなくさまよっているだけだったが、やがて集落らしき場所にたどり着いた。この集落では、焚き火の後の熾き火から消し炭を小さくして取り出している人が大勢いる。主要産業なのか、日々の暮らしに使う分をストックしているのか、正確なところはわからない。

自分もやってみようと、燃えた薪を半分に割ろうとしたが、固くて割れない。集落の人はいとも簡単に割っているので、何かコツがあるのかもしれない。自分がここにいるのが場違いな気がしてきて、またあてもなく別の場所を探して走る。

走っていると、実は同じように走っている人達がまわりにいることに気づく。初対面ではあるが、仲間意識みたいなものを感じる。彼らと充分に走りきると、取材のテレビカメラをやっと降り切れた気がした。いままでは高級な百貨店の中を走っていたけれど、駅ビルに入っていたイオンの中にたどり着いたので安心する。


起床。今日は結婚記念日なのだが、夢の内容を鑑みるに色々と思うことがあるような、ないような。

Laguerre-Voronoi diagramというのを描くためのプログラムを細々と書いたりしている。先日、ある程度は動くようにはなった。しかし、通常の Voronoi 図(あるいはその双対のDelaunay三角形分割)と異なり、(逐次添加法として考えたときに)「後から追加した母点(円)によって、すでにある母点(円)が【隠されてしまう】」というケースを考慮する必要があることに気づいたので、それを直したりしていた。

ちょっとややこしいのは、【隠されてしまう】というのが、単純に「円(の和集合)に小さな円が含まれる」ということではなく、いくつかのケースがあるということ。

細かく分けると【隠されてしまう】のには、以下の2つのケースがある。

1のtrivialなケースに対し、該当する母点を分割の構造から外す必要がある。2のケースに関しては、Laguerre細胞は存在するのでそのままでも問題ないけれど、円の和集合だけがほしいときは除去しちゃってもよい、と思う。