パソコンルームに音楽教師がいる夢
love-neniye
ブラウン管モニターの、淡いクリーム色のデスクトップPCが何十台も置いてある部屋にいる。学校ではパソコン室と呼ばれたりする部屋だろう(実際に、高校では情報的な授業のときはこういう部屋に移動してた覚えがある)。
椅子はすべてキャスター付きで、座りながら移動できるタイプのものだ。こういう椅子は学生の遊び道具になってしまいそうな気もする。導入するにあたっては反対派もいたのかもしれない。それはともかく、椅子にも予算をかけてほしいとは思う。
パソコン室には生徒らしき人が何人もいた。制服を着ていたりするわけではなかったが、年齢はだいたい高校生くらいだろうか。現在の状況がまだつかめていないが、この部屋で授業の始まりを待っているのかもしれないし、休み時間に遊びに来ているだけのかもしれない。
生徒らしき人たちに紛れて成人女性が一人いた。見覚えがある。中学のときの音楽教師だ。丸顔で温和そうな感じだが、わりとキレやすかった印象だ。「10日前は私の母の命日だったんですけど、教育実習に行ってきました」と唐突に音楽教師は言う。その口調から察するに、これから何か説教的なものが始まる予感がする。
ただ、自分は別のことが気になっていた。教育実習? となるとあの先生の年齢はどういうことになるんだろうか。中学の頃を基準に考えると——
起床。今日もけたたましく目覚ましアラームが鳴っていたので、すぐに止めた。
中学卒業以来、音楽の先生のことを思い出したことはなかったけれど、案外覚えているものだ。